1950-04-01 第7回国会 衆議院 地方行政委員会 第14号
ところが日本では人間を使わなくては使うものがない国でありまして、機械を入れるといつたところで、なかなかそんなに今の日本の資本蓄積で、そう簡單にできないのですから、こういうどうもむりな税を何か別に目的があつておやりになつておるのではないかというような感じを持つのです。
ところが日本では人間を使わなくては使うものがない国でありまして、機械を入れるといつたところで、なかなかそんなに今の日本の資本蓄積で、そう簡單にできないのですから、こういうどうもむりな税を何か別に目的があつておやりになつておるのではないかというような感じを持つのです。
時価と考えているものよりも課税標準の決定が高いということになれば、これ一つで一般地方民の人たちはむりな税であるという観念を持つであろう。さらに徴税には中央に比較して弱体である地方団体が、この税を確保する上において、課税標準等に常識上むりだというような要素があつたのでは、実行が非常に困難になるであろうという点から、特にこの倍率の引下げを交渉中であります。
そういう関係で競売されれば体面上も困るからと言つて、むりな税を納めている人が大分あるようであります。この点についてどうして仮更正決定に対して意思表示をしないで、確定申告に対してそういう意思表示をするのだということをやつておるか。
しかし現在の財政全体の事情、あるいは所得税を軽減いたしましても、他にいろいろなむりな税も相当徴收せざるを得なかつた事情からして、所得税としては今回はやはりこの程度で止めるのが最も妥当である。しかしながら小所得者の負担は、今度の改正でよほど軽減されると私ども考えております。